
さてさて、お待たせしました。
スペインです。
今回はなるべく、サクッと、
脱線少なめで、旅のご報告が出来ればと、
ひそかに目論んでいるのですが、
一体どうなることでしょう。。。
しょっぱなに、クライマックスみたいなやつ、
いきますよ〜(笑)
そう。みなさん、よくご存知のサグラダ・ファミリアです。
1882年の着工以来、いまなお建築中。
アントニ・ガウディがその生涯をかけて挑み続けた、
圧倒的な存在感を放つ教会です。

とにかく、大きすぎて、近くからはとても全景が望めないので、
前にある公園みたいなとこが撮影スポットに。
遠目には、表面がどろどろ溶けたような、
ただただ不思議な建物ですが、近くで見ると・・・

ものすごいですっ !!!! (ぜひクリックして拡大版でご覧下さい)

そして、細工がとにかく、凝っていて、
こまかいとこまで、見逃せない。
中に入る前から、目が回りそうです・・・。

東西南北に4つのファサードが設けられていて、
東・正面入口にあたる「生誕のファサード」には、
聖家族を表現した彫刻群がみられます。
ネスカフェ・ゴールド・ブレンドのCMで
違いのわかる男として出演されていた
彫刻家・外尾悦郎さんの作品
(正面のツリーみたいな木の右横・天使像)
なんかも観ることができます。

そして、一歩、なかに入ると、
これまた、すごいっ !!

まるで、巨大な生命体の胎内に迷い込んだような世界観です。

きっと、全体像がよくつかめないと思いますので、
魚眼レンズ写真を。


一見、奇をてらった突拍子もないデザインに見えますが、
ちゃんとした実験のもと、約10年の歳月を費やして編み出された
建築史上類を見ない画期的かつ合理的な空間設計の手法らしいです。
サグラダ・ファミリアに併設されたミュージアムに
そのあたりのことがよくわかる模型などが展示されています。

逆さ吊り実験。
天井に紐の両端を固定し、重りを吊り下げ、
描く曲線を、逆さにした構造こそが、
最も効率的に荷重を支え、
少ない柱で広がりのある空間を実現すると言うもの。

構造の模型。

コンピュータの導入・進歩により、
建設もかなりスピードアップされているよう。
聖堂内のステンドグラスからは、
色とりどりの優しい光がさしこみ、
何時間いても、飽きることがない感じです。


生誕のファサードの真裏にあたる、
西側にある「受難のファサード」。
こちらはガラリと雰囲気が変わり、
シンプルで直線的な彫刻が印象的です。

イエスとユダ。
後ろに描かれた16個の数字は、
縦・横・斜め、足し算の答えがどれも
イエスの年齢「33」になると言うもの。


そして、まだまだ絶賛、建築中です。



9代目設計責任者・ジョルディ・ファウリさんは、
ガウディの没後100年にあたる2026年、
完成予定と発表されているそうですが、
あと、11年しかないですよ〜。。。
にわかに信じがたい気もしますが、
今後、スペインへ行き、サグラダ・ファミリアをぜひ、
生で観てみたいと言う方は、
目標にされてみてはいかがでしょうか。
次回も、もう少しだけ、バルセロナ。
ガウディの世界をお届けしま〜す☆